Author Archives: BishopMija

11月. 25.

ワルツのカウントの取り方

皆さん、日々のレッスンお疲れ様です!

ここ最近、数人の生徒さんから、「ワルツの3/4拍子を取るのが難しい」という声を聞きました。そして、ある生徒さん経由で聞いたのですが、日本人は比較的3/4拍子のカウントが取りにくいのだそうです。正論かどうかはおいておいて。。「レッスンでワルツの音楽になるとカウントが狂ってしまう」、と感じている方は、こちらを参考にしてください。

1.ワルツの音楽で耳を馴らす
ーワルツには素敵な名曲がたくさんありますよね!クラス外にも、好きな音楽を数個ピックアップして、音のとり方に耳を馴らすのがいいと思います。ちなみに、こちらYoutubeで見つけたリンクを貼って張っておきます。ワルツの名曲が1時間分入っていますよ:

2.自分なりのカウントのとり方を探す
ー一般的にアメリカでは、ワルツステップを”oom-pah-pah”という風に数えるそうですが、確かに自分でしっくりくる数え方を見つけるのがいいかもしれません。それを使って頭の中でワルツの曲を分解していきましょう。ちなみに私自身は、”yam-pah-pah”と無意識にカウントしてました^^

苦手な方も、バレエでは大切なカウントの取り方なので克服していきましょう♪

11月. 25.

バレエのブランクからどう戻ってくるか?

皆さん、日々のレッスンお疲れ様です。

皆さん、色々な理由で定期的に受けていたレッスンの間にブランクが空いてしまうことがありますよね。仕事が忙しくなったり、怪我でやむなく体を休めないといけなかったり、単純にモチベーションが下がってしまったり。。私も何度も経験があるのですが、間が空けばその分だけまたクラスに足を運ぶのが億劫になってしまいますよね。もし、またバレエを再開したいけど色々戸惑いや不安がある、という方がいれば是非こちらを参考にしてください~^^

1.ゆっくりと気を長く持つ
ーバレエは、日常では使わない筋肉を使ったり、体を動かしたりします。バレエを休んでいればどうしてもその筋肉が衰えてしまいます。ここで落胆しすぎず、バレエを再開することで少しずつでも体はいい方向に戻っていることを実感しましょう。無理しすぎず、ポジティブに行きましょう!

2.基礎を見直す
ー少しブランクが空いたことを、正しく体を使うための基礎を見直す機会に変えるのもいいと思います。依然受けていたクラスよりも下のものをまず選び(Bを受けていた方はAに戻る、など)、じっくりとベーシックなパ、ポジションを確認することで賢くクラスに戻ってこられると思います。

3.ゴールを作る
ー小さなゴールでも、自分のとって大切でそのために頑張れるなものなら何でもいいと思います。間が空いてしまっている方も、気軽にまたお越しくださいね♪

10月. 21.

レッスン前のウォームアップのコツ

皆さん、日々のレッスンお疲れ様です!

だんだんと外は寒くなっていますね。そこで
今日は、寒い季節になるほど重要となるレッスン前の
ウォームアップについてです。

寒くなればなるほど筋肉や関節が暖めにくくなり、準備の
出来ていない身体で踊り始めて怪我や体を痛めてしまいます。
その一方で、ウォームアップの最中にどこか痛めてしまうことも
あるため、要注意です。以下、気をつけて頂きたい事数点挙げました:

1.少し前にレッスンに到着する
ー当スタジオでは、レッスンが始まる前に10分程度ストレッチを入れています。生徒さんが怪我をしないように講師ももちろん注意を払っていますが、一人ひとりの生徒さんの体の状況は一目では分からないものです。なので、グループでのレッスンが始まる前に軽く体のチェックをして、動かしにくいところ、硬いところが無いか確認していきましょう。事前にそういうところを自分で少しケアするだけで、より最適に踊る準備が出来ます。

2.体を押しすぎない
ーレッスン前のウォームアップは、無理しないことが大事です。やさしく、体の言うことを聞きながらほぐしていきましょう。講師がリードする中の動きで、痛みが走るもの、難関なものがあればスキップするか軽い動きに置き換えましょう。

3.ウォームアップを着用する
ースタジオに入りたての際は、寒い時期クラス内が涼しかったりします。動いて体が温まってくる前は、上から何か羽織ったり着たりして、冷えないように保ちましょう。厚くなると簡単に脱げるもの、ウォームアップ中も邪魔にならないフィット感のあるものがお勧めです。

4.脳、精神的にもウォームアップを行う
ー仕事帰りや、家での作業を終わらせてレッスンに立ち寄る人も多いと思います。日常の義務からレッスンを受けるために気持ちを切り替えるには、時間が必要な場合もあります。数分でいいので、忙しい一日からいったん心を切り離し、その日のレッスンで得たいこと、自分の体の状態などに集中を向けてみましょう。

どんどん寒くなっていく中、レッスンが無事に有効的に行えるよう、頑張っていきましょう^^

10月. 14.

バレエ的できれいなラインを作る

皆さん、日々のレッスンお疲れ様です!

今日は、バレエの「ライン」についてです。
ただ単に動作をこなしたり、点数を稼ぐスポーツとは
違い、バレエは「どうやって動き、ポーズをよりきれいに、優雅に見せるか」が大事ですよね。ラインの見せ方、身体の使い方を知らないと、容体に恵まれていても美しいラインは引き出せません。反対に、身体の見せ方一つで、実際よりも長く理想的に身体のラインを演出することが出来ます。

1.全身を見る
ーバレエは全身で描いていきます。足のライン、腕のラインなど、一部分にとらわれないように、全体のバランスを見ていきましょう。
2.短くなっている部分は無いか
ー一生懸命ジャンプやターンにチャレンジするのはいいのですが、肩がこわばって首が短くなったり、腕が伸びきってなかったりしていないか確認しましょう。長い優雅なラインが理想です。
3.ターンアウトは保たれているか
ー足が高く上がるにつれ、アンデオールを保つのが難しくなってきます。まずは、ターンアウトを保てるところで正しくラインを演出しましょう。
4.自身のアングルを見つける
ーこれは、レッスンを受ければ受けるほど上達していきます。特にクロワゼは、角度が数度違うだけで、きれいなラインから理想的でないラインになってしまいます。鏡で確認、先生から確認を受けながら、ベストなアングルを見つけていきましょう。

鏡に映るラインが上達するほど、レッスンもぐんと楽しくなります!頑張っていきましょうね♪

9月. 30.

ペティト・アレグロのペースについていけてる??

皆さん、日々のレッスンお疲れ様です!

今日は、ペティト・アレグロ(すばやく細かい動き)のペースについていくコツを書いていきます。

1.ステップの違いを理解する
ーペティト・アレグロには、一見にたようで全然違うステップがたくさんあります。例えば、グリッサードとシッソンヌを間違えたり、ビートを入れ忘れるだけで、動きが不自然になったり、違う足に降りて着てしまったりします。どこが間違っているかよく分からない場合は、まず聞いて確かめてみましょう。

2.プリエを忘れず
ープリエでしっかり床を押し返しながら踊りましょう。「テンポが速くて、プリエをしている時間が無い」と言う考えは間違っていて、バネのようにプリエを使うことで、ステップからステップに移りやすくなります。

3.上半身を使う
ーペティト・アレグロは、足の動きに気をとられてしまいがちですが、上半身の使い方も大きくパのよしあしに影響します。例えば上半身が引き上げられていなかったり、ぐらぐらしているとステップが不安定になり、見た目の優美さもなくなってしまいます。

後は、なれない動きも繰り返し行うことで身体が慣れてきます。辛抱強く、クラスで頑張って行きましょうね♪

9月. 23.

カンブレ・バック、正しく出来ている??

皆さん、日々のレッスンお疲れ様です。
スタジオの第4回バレエフェスティバルも無事に終了しましたね、参加者、講師、スタッフの皆さんお疲れ様でした!

本日は、上半身の動きを美しく見せてくれる「カンブレ・バック(後ろに反る)」についてです。単純な動きと捉えられがちですが、実は正しい姿勢を保つのが難しく、体を痛めやすい動きです。以下のことに気をつけながら、背中を怪我しないように行いましょう:

1.体をねじらない
ーカンブレをする際は、肩と腰を正方形に保ち、体がねじられないようにしましょう。ただし、顔は斜め上に傾けられています。

2.上半身の「上半分」から反る
ーよくカンブレで、上半身の下半分から曲げてしまいがちです。そうすることで、背骨を傷めやすくしてしまいます。おなかが突き出て、尾骨が反ってしまっていると感じたら、カンブレをする前に上半身をまずしっかりと引き上げ、おなかを閉めながら行いましょう。

3.呼吸を忘れず
ーカンブレは苦しい動きではありません。でも、呼吸が止まり、動きを硬くしてしまうことで緊張した動きになってしまいます。カンブレを行う前にまず呼吸を吸い、後ろに反ると同時にゆっくりと吐くと体が自然にきれいに伸びます。

皆さん、怪我にはくれぐれも気をつけながら、楽しくレッスンしていきましょうね!

9月. 16.

アダージオを楽しくきれいに踊るコツ

皆さん、毎日のレッスンお疲れ様です!

今日は、アダージオを楽しくきれいに踊るコツについてです。バーの後半、センターの前半によく出てくる「アダージオ」。このセクションが好きという方もいると思いますが、嫌い・苦手な方もたくさんいるんではないかと思います。私自身、昔あまりアダージオというものが分かっていなかったころ、先生がゆっくりな音楽を流し始めると同時にいったんクラスを逃げ出したい気持ちになっていたのを思い出します。でも、練習を重ねるにつれアダージオの魅力が分かってき、何より気持ちよくこなすことが大事だと理解して来ました。ここに数個コツを載せるので、参考にになればと思います。

1.「アダージオ」の意味を理解する
ーアダージオとは、「ゆっくり」や「穏やか」の意味があります。動きをあせったり、ギクシャク動くと台無しになってしまいます。音楽を感じながら、動きだけでなく気持ちも穏やかに保つことが大事だと思います。

2.動きを止めない
ーゆっくりな動きと、動きを止めることは全然違います。アダージオでよく見るのは、ポジションに早く行き着いてしまい動きが止まってしまうことです。途切れ途切れの動きはアダージオではありません。ポジションからポジションに、流れる水のようにスムーズに動きましょう。

3.ラインを重視する
ーアダージオとは、どれだけ足を高く上げられるかより、正しいきれいなラインが大事です。まずは、体に無理が出ない高さできれいにポジションを保ちましょう。例えば、足を高くしようとしてターンアウトが放り出されたり、背筋が縮んでしまうともったいないです。長く安定したラインを出していきましょう。足は徐々に上がっていきます。

4.呼吸を止めずに
ーアダージオは特に、息遣いが大事です。呼吸は消して止めず、動きを助けるように使いましょう。例えばデヴェロッペの場合、息を吸いながらパッセまで足を上げ、息を吐きながら足をポジションに伸ばすと体が伸びポジションも保ちやすくなります。

苦手だったものが上手になっていくのは本当に気持ちのいいものです。アダージオも、乗り切るという気持ちでなく、乗った気持ちでできるといいですよね!

9月. 09.

きれいなアチチュード・デリエールを作るには?

皆さんこんにちは。今日は、(正しく行えば)美しいバレエ・ポジションの一つ、アチチュード・デリエールを作るコツについてです。「デリエール=後ろ」と言う意味なので、このように後ろに足が伸びているポジションのことを指します。

attitude

うっとりしてしまうラインですよね!現在、後ろの足が90度以上上がる「ハイパー・アチチュード」は、プロの世界では当たり前ですが、足をそこまで上げるには、相当の背中の柔軟性と強化が必要とされます。幸運なことに、アチチュードは、正しく身体を使えば脚がどの高さでもきれいに見せることが出来ます。

1.軸足のターン・アウトを保つ
-この足が回せていなければ、せっかくのラインが台無しになり、バランスもとりにくくなります。足の天辺からしっかりとターン・アウトさせましょう。

2.上げ足のライン
-流派によって、足を曲げる角度は違いますが、大体90度~120度と言われるでしょう。アンデオールをしっかりと保ち、膝が床を指していないか確認しましょう(非常口サインのようなアチチュードはNGです^^)。写真のように、上げた足の内側が床と平行になっているときれいです。

3.上半身を保つ
ー足のラインに気をとらわれすぎて、上半身が落ちていないか確認しましょう。足が高く上がるにつれ上半身での対抗が必要となってきます。胸を引き上げ、肩をしっかりと落とし優雅に保ちましょう。

この3点を確かめながらまずは、バーを両手で持ち鏡を見ながら身体を正していきましょう!

9月. 02.

アントルラッセを上手に、きれいに飛ぶためのコツ

最近は土砂降りの雨の日が続いていますね。この時期は、

バレエがインドアなのがありがたいですね^^

今日は、アントルラッセの飛び方のコツを数個挙げていきます。入門Bからよく出てくるステップですが、案外うまく飛ぶのは難しいですよね。なんかしっくりこない、フォルムがいまいちに感じる、と悩んでいる人も多いのではないですか?

まず、理想的なアントルラッセを見てみましょう。最初の足、次の足がはさみのように切れよく切り替わっていますよね。上半身も、足の動きに負けることなくしっかりと上に保たれています。

次に、以下の注意点が意識できているか見直していくことで、見ていて、やって気持ちのいいアントルラッセに近づけていきましょう!

①足の切り替えは空中ですばやく、まっすぐな膝で
ージャンプに踏み込む足で、しっかりとプリエをします。次の足を前に蹴り上げたら(グラン・バットマンのようにまっすぐな膝で)、プリエの足で床をしっかりと押し上げながら全身を半回転、そして空中にいる間にすばやく足を切り替えます。プリエに踏み込んだ足が後ろにきれいにバットマン(もちろん膝はまっすぐ)されたまま、プリエ・アラベスクの形に着地します。

②足を切り替える際にロンデ・ジャンブ(足がまわって動く)にならないように
ークラスでよく目にします。二本目の足が切り替わる際、横を回って後ろに行く、と言うパターンです。空中でロンデ・ジャンブをしているような動きです。これでは、動画のようなシャープなラインが生み出せません。二つ目の足を蹴り上げる際、一番を通りながらまっすぐ後ろに切り替えましょう。

③上半身を落とさない
足が後ろに蹴り上げられる際、上半身を上に保たないと振り子のように前に倒れてしまいます。視線を上げ、お腹を引き上げながら姿勢よく降りましょう。

この他にも色々と注意する点が多いアントルラッセですが、何度も繰り返し練習し、講師に見てもらうことで上達していきます。秋からも頑張っていきましょう^^

8月. 12.

ピケ・ターンとシェネ・ターンのコツ

皆様、お久しぶりです。

猛暑の中のレッスン、毎度お疲れ様です。

本日は、ピケ・ターンとシェネ・ターン、移動しながらのターンのコツについてです。
入門Aから出ていると思いますが、正しくきれいに行うにはとても難しいステップです。何回やってもしっくりこない、連続回転で気持ちが悪くなる、と言う声をよく聞きます。今日は、ピケ・ターン、シェネ・ターンでありがちな悩みとその改善方法を数個リストアップしていきます。

悩みその①:移動しながら素早く回転していく中で、重心が崩れてしまって前に進みづらい。
改善方法:バランスが崩れてしまう、前になかなか進めないと言う人によく見るのが、お腹の筋肉で重心を保っていないことです。例えば、お腹が緩んでいる結果、背中が沿っている状態になり、上半身がどんどんターンに乗れず取り残されていってしまいます。安定した体勢でしっかり前に進むには、お腹を閉めて強く保ちましょう。

悩みその②:回る距離が長いほど、目が回り気持ちが悪くなる。
改善方法:これは、「回り続ければ目が回る」という人間の体の自然な反応に対抗していかないといけないのでかなり難しい課題です。バレエダンサーは、「スポッティング」という頭と目の動きを使って目が回りにくくしています。こちらは、進む先にある一定の場所を目印にして、出来るだけその一点を見据えていくと言う方法です。なので、体がくるくる回っていく中、頭だけ行く方向に長くとどまり、限界が来たら素早く振り返りまた行く方向に戻ります。こうすることでいろんなものが視界に入りにくくなり、頭が一定のものだけを見ているという錯覚を起こすので、頭が回りにくくなります。

後は、練習、練習、練習のみです。獲得するのに時間がかかりますが、こつこつとチャレンジしていきましょう!!