Author Archives: yuriyuri

8月. 12.

バットマン・フォンデュとは?

みんさんこんにちは。

今日はバットマン・フォンデュについて少し説明したいと思います!
フォンデュはとろけるように、溶けるようにといったような意味があります。
動きとしては、片脚屈曲の練習です!

両脚で曲げることをプリエと言うことに対して
フォンデュは片脚だけで曲げることをいいます。
この片脚屈曲は、とても大切な練習になります。

ジャンプの踏み切りや着地、片脚で
降りるもの、飛び上がるものって大変ですよね?
両脚でやるよりも負担がかかりやすいですしその分筋肉や引き上げも
大切なポイントになってきます。
その片脚で何かをする動作の基本になります。

つま先と同じ方向にお膝が曲がっているか、柔らかく曲げられているか、
とてもシンプルですが、とても大切な要素が盛り込まれています。
バーレッスンで行うものは、そのあとのセンターレッスンで使えるためのものに
していかなければなりません。
バーが出来てもセンターで出来なければ踊ることはできません。
舞台の上でバーを持って踊るわけにはいかないですもんね。

ひとつひとつの動きを大切に行っていく必要があります。
フォンデュで言ったら、カクン、と曲げてしまうのではなく
じんわりと曲げ伸ばしをしていく必要がありますね!
ぜひフォンデュはそれを意識しながら練習してみてください!

7月. 28.

ロンドゥ・ジャンブ・アテール2

みなさん、夏ばてになっていませんか?

レッスンすることも大切ですが、しっかり体を休めることも
大切にしてあげてくださいね。

さて、今日は軸足の話です。
これはロンドゥジャンブに限ったことではなく
全てに共通していえることなのですが・・・

ロンドゥジャンブは、股関節を外旋させる動きだということを
前回お話しましたね。
それは、動脚だけに限ったことではありません。
軸足もしっかり股関節から外に回旋させてください。
もちろん、無理に、でなくてOKです。

軸足の外旋を忘れてしまうと、軸足の指が浮いてきてしまったりします。
またお尻が離れてきてしまいます。
床の上でそうなってしまっては、センターではどうなるでしょう・・・。
バーレッスンはセンターレッスンでもしっかり動けるためにやるものでもあります。
バーで出来ないことが、センターで出来るということはほとんどありません。
バーで出来なければセンターはもっと出来ないです。

そう考えると、バーレッスンはとても大切ですよね。

ロンドゥジャンブはもしかしたら、一番アンドゥオールを
感じることが出来る動きであるかもしれません。
それゆえに、きちんとやるにはとても難しい動きです。

私も実際のところ、あまり得意な動きではありません。
完璧を求めたら、程遠いものです(笑)

バレエは、出来ない、出来ていない、と実感することがとても大切です。
すぐに出来るようになるものではないので、
出来るようになるために頑張っていくことのほうが重要なのです。

出来ない、と落ち込むのではなく、ある程度開き直って
出来るようになるために時間をかけて直していく、と考え方を変えてみてください!

7月. 22.

ロンドゥ・ジャンブ・アテール

梅雨もあけて、本格的な夏の暑さが続いていますね。
レッスンではしっかり水分補給を行ってくださいね

さて、本日はロンドゥ・ジャンブについて少し考えていきましょう。

ロンドゥ・ジャンブ・アテール、地上で足を回す、などの意味があります。

・・・そのまんまですね。

実は何かと難しい動作だと思います。
脚を回すときはどこを回していますか?

ロンドゥ・ジャンは股関節の外旋(アンドゥオール)の練習です。
足先ももちろん伸ばします。
膝も伸ばします。
かま足はもちろん禁止です。

これらのことも頭に入れながら股関節のことに重点をおいてみてください。
「かかとがひっくり返らないで!」と言われてしまうのは
股関節の凱旋が足りていないから起きる現象です。

ロンドゥジャンブは横から後ろに回すときが一番大変なものだと思います。
一番骨盤が崩れやすく踵がひっくり返りやすいです。

前から後ろ、後ろから前にどちらに回すときも大切なのは股関節の外旋です。
足先を回すのではなく股関節を外に外にまわすと思ってみてください。

次回はロンドゥジャンブをもう少し深く色々考えて見ましょうね。

ちなみに、
ロンドゥジャン「プ」ではなく「ブ」です。
「P」ではなく「B」です。
いったい何がジャンプなの?どこも跳んでないよね?
そう思っていた方多いのではないでしょうか?
私も子供のときそう思ってましたので
おそらくほとんどの人が通る道だと思います笑

7月. 14.

ジュッテ、デガジェの違い

こんにちは由梨です!
最近はだいぶ暑くなってきましたね。
レッスン中は水分をこまめに取ってくださいね!

さて、今日は、バットマンジュッテ、バットマンデガジェについて
少しお話したいと思います。
みなさんはこの違い、なんだかわかりますか?
メソッドによって呼び方が異なったりしますが、
大きく違うとすれば脚をあげる高さです。
ジュッテは45度くらい、
デガジェは45度まではあげないくらいの高さです。
どのくらいでしょう・・・30度くらいでしょうか。

厳密にあげる高さが決まっているわけではありません。
ですが、
多くはゆっくりやるものをジュッテ、
倍速でとるものをデガジェと呼ぶことが多いかと思います。

ジュッテは「放り投げる、投げられた」デガジェは「解放される、放たれる」
という意味があります。
どちらも大きな差はないように感じますよね。

おそらく動きも、そこまで大きな差はありません。
足の裏を使い、タンデュよりも鋭く足先を使う、
そこはどちらも共通していると思います。
少しゆっくりめの音でやるのをジュッテ、倍速でやる速い動きのものを
デガジェと呼んでいるように思います。
何が正解、不正解、というのはありません。
流派によって異なりますので、先生によって呼び方に多少の違いは出てくると思います。

ちなみに、もうひとつ、同じ種類で「バットマン・グリッセ」というものがあります。
デガジェとグリッセはさほど変わりません。
ですが、違いを言うならば、グリッセは床からほんの数センチ放せばよいところ。
滑らせた、などの意味があるので足の裏を使うことを目的とします。
実は私はグリッセのほうが呼び慣れているのでこちらの方が呼びやすいです。
(レッスンではデガジェと言っていますが・・・)

ジュッテとデガジェの違い、
あげるとすれば
床からつま先を放す高さ、そして少しゆっくりめがジュッテ、
速めがデガジェ、と覚えていれば良いと思います。
ですが、大切なのはこの違いを明確にすることではありません。
足の裏を使うこと、素早くつま先、足首を伸ばすこと、
これが一番大切なことです。
それだけは忘れずにレッスンしてくださいね!

7月. 07.

引き上げについて

皆さんこんにちは、由梨です

今日は引き上げについてちょっと考えていきたいと思います。

先生に「引き上げて!!」と言われていると思います。
いったいどこを?
と思う方も多いと思います。

まず、引きあがっている状態とはどのような状態か・・・。

手を組んでグーッと背伸びをしてみてください。
これ以上伸びれない!というところまで。
そうすると自分の体が、お腹がいつもより伸び上がって
薄くなっていませんか?
そこから肩を下げ、腕を下げてきてもそのお腹をキープ!してください。

簡単に言うと、その状態が引きあがった状態です。
バレエはずっとその状態をキープして踊らなければなりません。
そうでないと、綺麗なバランスやピルエットを回ることが出来ないのです。
引き上げることで下肢への負担を少なくします。
ジャンプが軽くなったり、足が動かしやすく、また軸を感じやすくなります。

ですが、最初からそんなに色々注意しながらやるのはとても大変です。
初心者の方は引き上げという状態があるんだということを、
少しでも覚えていてください。

また経験者、上級者の方々は、
引き上げようとしてお腹だけで頑張っていませんか?
引き上げはお腹だけではありません。
背中、脇、軸足の内腿、付け根、全てです。
全て総合して引きあがっていないとどうなるか・・・
おそらく、バランスなどのときに息を止めているでしょう(笑)
引き上げを意識するときに、他の場所にも意識を持ってみてください。

そうしていくうちに少しずつ力の抜き方もわかってくると思います!

6月. 30.

バットマン・タンデュ

みなさんこんにちは、由梨です。

今日はバットマン・タンデュについて少し考えていきましょう。
わかっている人には「そんなこと知ってるよ!」となってしまうかと
思いますが、良ければそのまま最後まで読んでいただけると嬉しいです(笑)

タンデュはバーレッスンでプリエの次に行う大切な動作です。
バレエの基本になります。
「その人のタンデュを見れば、その人がどんなダンサーなのかがわかる」
と言われているほどマスターするのは難しく奥が深い動作になります。

まず、バットマン(Battement)には「打つ」、タンデュ(Tendu)には「張る」と
いうような意味があります。
脚の筋肉を長く引っ張るようにして足の付け根のほうと足先を引っ張るように長く使います。

そして足の裏で這うように、ドゥミポアントを通過し、ポアントに伸ばして
同じようにしてポジションへ戻してきます。

これだけのことですが、
膝を曲げずに出す、戻す、
きちんと高いポジションに戻ってくる
腰が連れて行かれない(スクエアが崩れる)
かま足にならない
など意識しなくてはならないことが沢山あります。

また意識するのは出す脚だけではありません、
軸足、きちんと伸びてますか?
指が浮いてないですか?
土踏まず潰れてないですか?
横の腕は肘が下がってないですか?
お腹が落ちてないですか?
背中お休みしてないですか?

など、気をつけることは沢山あります。

だからこそバレエは難しくそして奥が深いのです!!
きっとどんなダンサーでも自分のタンデュが完璧だなんて
思っている人はいないと思います。
一流のひとこそ、毎日自分と向きあい、レッスンをしています。

そして、タンデュは、これからやるジュッテ、デガジェ、またはグリッセ、
グランバットマンなど全てに繋がってきます。
これらは全てタンデュの進化形です。
そう思うと、タンデュがどれだけ大切なのか、少しわかってくるのではないでしょうか?

タンデュやプリエは、ほとんどのバレエの動きの基本となっていますので
そのことを少し意識しながらレッスンしてみてください。

6月. 23.

プリエはどこを曲げる?

最近は天気が不安定ですね。
体調にも影響が出てきやすくなってしまいますので
くれぐれもご自愛くださいね!

さて、今日はプリエのお話です。
みなさん、プリエという言葉の意味、ご存知ですか?
プリエには「屈曲」、曲げるという意味があります。

言葉の意味と動きを照らし合わせてみると、確かに曲げて、伸ばす、
という練習をしていますね。

そこで、皆さんに意識して欲しいことがあります
「曲げる」とはどこのことを指していますか?

おそらく皆さんが一番最初に頭に浮かぶのは「膝」だと思います。
膝関節ですね。
屈曲とは、「関節」を曲げています。

そして、まだあります。
もう2箇所屈曲運動を行っている関節があります。
それは、足首(足関節)と、股関節です。
この2つは膝とは逆向きに屈曲しています。
膝は外向きに曲がっていきますが、
足首と股関節は内側に折り曲げるように屈曲しています。

きっと足首はわかりやすいのではないかと思います。
「股関節も屈曲している」と言われると、
そういわれてみれば・・・という気もしますよね。

そうなんです。
プリエで一番大切なのは「股関節の屈曲」です。
ここを意識できるかできないかで、
「動きの質」が全く異なってきます。

膝だけで曲げようと思うと、カクンと下がってしまって
先生方の言う「柔らかいプリエ」にはなりませんよね。
股関節をじんわり曲げるようにプリエするだけで
このカクンという動きはなくなります。

股関節を折り曲げるとはいってもお尻は後ろに出さないようにしましょう。
そこだけは注意しなくてはなりませんね。

どんなバレエダンサーも、レッスンは必ずプリエから始まります。
そのくらい大切なものだということを、
ぜひ忘れないでいていくださいね。

6月. 17.

バーレッスンで大事なこと

皆さんこんにちは、由梨です。

今日はバーレッスンで大切なことについてお話していきたいと思います。

皆さんはバーレッスンのときに何を気をつけてレッスンしていますか?

もちろん、人によって違うことを意識してレッスンしていると思います。
必ずしも隣の人と、まったく同じでなければいけない理由はありません!

もし、プリエは柔らかく曲げる、タンデュは足の裏を使う、ジュッテはつま先を伸ばす・・・
もうそんなことは注意できています!という方は次のことを意識してみてください!

「軸足の意識」です。

たとえば、タンデュやジュッテをするとき、たとえ足の裏を使って行っていたとしても
軸足の膝が曲がっていたり、また小指や親指が浮いて立っていては何の意味もなくなってしまいます。
バーレッスンは軸を作っていくためのレッスン、といっていいでしょう。
どんなに回れても脚が揚がっても、軸がなければ、それは「出来るようになった」とはいえません。

自分の軸を見つけるために毎回レッスンしていく、そんな意識を持ってみてください!
それを続けていけばきっと何か自分の中で変わってくると思います!

6月. 09.

レッスンにおいて、自分は自分、他人は他人です!

みんさんこんにちは!
講師の由梨です!
今日から少しずつブログを更新していきますので、
どうぞよろしくお願いいたします。

さて今日はレッスン中の意識についてちょっとご紹介します。
バレエにはたくさん注意すべきことがあります。
でもそれは、人によって気をつけることが違うかもしれません。

10人いれば、10人分の体があります。
体が柔らかかったり、硬かったり、
体が硬いと一言で言っても、
関節の稼動域が狭いのか、筋肉そのものが硬いのか
それだけでもかなり違ってきます。
また、身長も異なれば足のサイズ、手足の長さ、骨格
生まれ持った善し悪しも異なります。

この記事内で私が何を言いたいのかというと、
自分と向き合って自分のペースでレッスンをして欲しいということです。
レッスンは自分のためにあります。

たとえば、1番ポジションに立ったときに
隣の人が160度開いて立っていたとしても、
自分が120度しか開かないのであれば、そこで良いのです。

どうしても他の人が出来ていたりすると自分と比べてしまいがちですが、
「自分が出来る範囲」でレッスンを続けていけばそれで良いんです!

足が90度あげるのが限界な方に、足をもっとたくさんあげなさいと
鬼のように言うことはありません(笑)
90度しか上がらないのであれば、
そこで自分が綺麗に見せれる、自分自身が綺麗なラインをつくるように
レッスンで作っていけば、それでOKです。

私のクラスではなるべくそれをサポートできるように
皆さんに指導していければと思っています。
木曜日お昼の品川スタジオでのレッスンではコンフォのクラスから
これを実践していこうと思っています。

出来るか出来ないか不安と思っていても大丈夫です。
自分のペースでできるバレエのレッスンを目指して行きましょう!