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こんにちは。講師のIshiokaです。
次の舞台で私が踊る作品の中には、両腕をアンオーにして回るピルエットや、5番ポジションからのピルエットなど、いわば「変則的ピルエット」とでも呼ぶべき回転が何回か出てきます。
ピルエットは基本的には4番ポジションから、両腕をアンナバン(みぞおちの前に手が来る)にキープして回りますが、この1種類しかないわけではありません。
2番ポジションや5番ポジションからのピルエットもあるし、腕がアンナバン以外となることもあるのです。
特にアンオーでのターンは要注意!
両腕をアンオーにしてターンすると「腕が身体の引き上げを助けてくれる」ように思えますが…実際には肩が上がりやすくなり、アンオーが潰れやすくなります。
講師をしている私ですら、注意しないとこうなってしまいます。
自分の踊っている 動画を見ると、一目瞭然です。
この現象は、上体を引き上げるために腹筋ではなく肩を無意識のうちに使ってしまい、腕が緩んでしまうために起こります。
腹筋を全く使わずに、言い変えれば身体の軸が出来ていない状態で回転しているため、回転の失敗率は非常に高く、また見た目も潰れたような美しくないターンになってしまいます。
実際は、肩を下げて腕を伸ばし、腹筋を引き上げるようにした方が上手く回れます。
「おっ!今回は気持ちよく回れたな」
という時は、必ず肩は下がり、腹筋が引き上がって軸が取れたターンになっているはずです。
「バレエは体幹で踊るもの」。
長年バレエをやってきて、私が痛感していることが、この一言に凝縮されています。
私は講師をやっていますが、たとえ細々とでも現役で踊っているからこそ、気付かされることが多々あります。
そんな「気付き」を大切にしつつ、週末の舞台に向かいます。
そして「変則的ピルエット」に挑戦してみたい方は、Ishiokaが担当する火曜日・12:45~(渋谷スタジオ)入門Aクラスに参加されてみてはいかがでしょうか?
今月は左回りのピルエットをやっていますが、今後色々なピルエットを取り入れていく「かも知れない」ので、請うご期待!
こんにちは。講師のIshiokaです。
先日バレゾナンスのバレエフェスティバルが終わったばかりなのに、Ishiokaは次の舞台本番に向け、最終段階の調整をしています。
…そう、実は私は、この9月に偶然にも、2つも舞台の本番を抱えていたのです!
そのうち1つは振付・指導、もう1つは自分が出演と、その両方を同時進行で進めていたのでした。
本当はもう1本舞台出演するかどうかというお話を頂いていたのですが、さすがに今回は多忙故お断りさせていただきました、ハイ…。
さて今回の舞台は、全体作品が2本と小品集という3部構成なのですが、私は仕事が忙しくてなかなかみんなで集まる日に行けなくて迷惑をかける可能性があったため、小品集のみの出演ということで希望を出し、1曲のみの出演となっています。
先日の照明合わせの時に、自分の作品の練習が終わってから全体作品のリハーサルを見学させて頂きました。
みんながとても楽しそうに踊っているのを見て、
「私もみんなと一緒に踊りたかったな」
と本当に思いました!
次の機会には、どうにかスケジュール調整をして全体作品にも出てみたいものです。
発表会や公演の醍醐味の1つは、「みんなで1つの作品を作り上げること」なんですよね。
今回のバレエフェスティバルに出演されなかった皆さん、次回はそんな楽しく充実した舞台を一緒に作ってみませんか?
…そんなIshiokaは、今日はこれからプライベートレッスンと渋谷の夜クラスの代講2本と、合計3本のレッスンを担当します。
1日の終わりに身体を動かしてスッキリしたい皆さん、お待ちしています!
9/1、バレエフェスティバルが無事終了しました。
ここまで約4ヶ月間、本当にあっという間でしたね。
練習が毎週火曜日(平日)の16:00からという非常に集まりにくい時間だったとは思いますが、頑張って通ってくれた生徒さん、スタッフさん、そして沖本先生にも感謝です。
私の振付けた作品「ドンキホーテ・夢の場」は、沖本先生が補佐として入ってくださったのですが、全員で踊る部分は私が振付・指導を行い、ソロを踊る方のヴァリエーションの振付・指導は沖本先生が行うというように役割分担をして行っていきました。
生徒さんはみんなとても頑張って下さり、本番はとても素晴らしい出来でした。
私も今まで色々な発表会や公演のお手伝いや出演・補佐などをしてきましたが、今回ほど色々な事を学べた発表会は初めてでした。
改めて、今回の発表会に関わった全ての皆さんに、厚く御礼申し上げます。
ありがとうございました!
こんにちは!講師のIshiokaです。
バレエフェスティバル本番が、間近に迫ってきました。
5月から約3ヶ月にわたって、みんなで練習してきました。
その間、新しく参加してくれるメンバーが増えたり、残念ながら参加できなくなってしまう方がいたり、振り付けが変わったり、構成が変わったりと、本当に色々なことがありました。
私自身も初めての発表会の振り付けということで、初めて「先生」の立場で毎回練習に参加させて頂き、本当に色々と考えさせられました。
でも皆さん、作品自体はそれなりに仕上がってきていますし、あとは笑顔で踊ればOK!
本番は、とにかくリラックスして楽しみましょうね☆
…さて、今日はコンビニでお弁当を買うついでに、このような「チョコレート」を買ってみました。
…これ、本当にチョコレート…らしいです。
口に入れた感じは、チョコレートというよりも「サワー味のラムネ?」という感じでしたが。。。
「まさしく新感覚ショコラ」というのが、率直な感想です。
今までのチョコレートには飽きてしまった、斬新なチョコレートが食べた~い!という方は、ぜひ試してみるといいでしょう。
こんにちは!講師のIshiokaです。
リクエストにお答えし、これからはなるべく毎日ブログを更新することを目標にしていきたいと思います!
さて、私は担当しているレッスンは週に2コマと少ないのですが、代講に入ることがよくあります。
代講の時は、元々担当している先生がやっているのと全く同じメニューを行うことになっています。
(…実際には、急な代講が多い私の場合、担当の先生にメニューを確認することができないことも多く、その場合は
「完全なるIshiokaレッスン」
となるわけですが^^;)
しかし…実際に「元の先生と全く同じことを同じようにやろう」とすると、
「こんなはずじゃなかった!」
が、結構起こるものです。
最近「流派によっての違い」というテーマでブログに色々ご紹介していますが、色々な国から色々な流派のバレエが輸入された日本のバレエでは、起こっても不思議はない「想定内」の現象なのかもしれません。
「伝言ゲーム」のように、バレエが伝えられていく過程でも少しずつ微妙な変化があって、最終的に現代の日本のバレエに行きついているのでしょうからね。
同じステップをしているはずなのに、実際やってみたら違う動きだったり!
見本を見せた途端に「それ違うんじゃない?」という目線を感じたり!
それぞれの先生がレッスンを受けてきた先生によっても、パ(ステップ)の呼び方が違っていた、ということは良くある話です。
日本にも、「ワガノワ派」や「チェケッティ派」のように、1つの統一された流派があればいいのにと、切に思います。
これは難しい問題ですが、 結論としては
「子供の頃からバレエを習い、10年以上も研鑽を積んできた先生に、間違ったバレエを教えている先生はいない」
ということが言えるでしょう。
ただ、
「日本には沢山の国から沢山の流派が入ってきてしまった」
という現実を受け止め、柔軟な発想でレッスンを受けることが、上達の第一歩なのではないでしょうか。
こんにちは。講師のIshiokaです。
今日は皆さんお待ちかね(?)の「流派や先生によって違うことがあります」シリーズ・第2段をお届けします!
(随分久しぶりとなりましたが、忘れていたわけではございません(笑)
日本のバレエとロシアやヨーロッパのバレエには、決定的な違いがあります。
それは「バレエの発展の歴史の違い」です。
例えばロシアやフランスなどでは、バレエは自国の中で発展し、「ロシア派」「フランス派」という独自の流派を作り上げていきました。
イタリアの「チェケッティ派」などもそうですね。
そのため、アームス(腕)のポジションなどに「1番」「4番」という番号を付けて呼んでも、その国内のバレエ学校・バレエ団ではどこへ行っても通用するため、問題はなかったわけです。
ところが日本では事情が違います。
日本では、バレエは海外からいわば「輸入」されたわけですが、なんと!イタリア、フランス、ロシアなど、複数の国から輸入されてしまったのです。
そのため
「チェケッティ派では第3アラベスクはこうだけど、ロシア派では全然違う」
「新しいお教室へ行ったら、前のお教室で教えていたのと違っていて、混乱した」
という現象が、時たま起こります。
番号の付け方だけでなく、同じ名前のパ(ステップ)なのに見てみたら全然違う動きだった、又は違う名前のパなのに見たら同じ動きだった、というのも見られます。
その1つが、レッスンでよく使われる「パ・ドゥ・シャ」というジャンプです。
日本で「パ・ドゥ・シャ」といえば、ほとんどの方がこれを思い浮かべるのではないでしょうか?
これは、チェケッティ派の「パ・ドゥ・シャ」です。
これに対してロシア派の「パ・ドゥ・シャ」は、ドン・キホーテの「キューピッドのヴァリエーション」の後半に出てきますが、クロワゼの5番から両脚を後ろの脚→前の脚の順に斜め後ろに、膝を少しアチチュードに曲げたまま投げ上げるジャンプです。
皆さんの知っている「パ・ドゥ・シャ」とは、少し趣が違いますね。
これは完全に「流派の違い」によるものです。
「あれ、この先生のパ・ドゥ・シャって、全然違うなあ?」
と思うことがあっても、「その先生は間違っている」ということにはなりませんので、ご安心を!
皆さん、またまたお久しぶりです。講師のIshiokaです。
最近のIshiokaは、プライベートレッスンも担当するようになりました。
しかし今日はなんと!それプラス朝イチで代講2本の連絡が!
今日はちょっと頑張らないと…。
そう思ったIshiokaは、
「翼を授け」てもらうべく、レッドブルの大きいのを初購入!
そんな代講の2レッスンの後には、いよいよプライベートレッスンでした。
今日のプライベートの生徒さんは学生さん。
部活動でモダンダンスをやっていて、基本を学びたいということでいらっしゃいました。
実はバレエを少しだけやったことはあるそうなのですが、身体が硬いこと、ターンアウトができないことなどで悩まれていて、柔軟性とバレエの基礎を身に付けたいということでした。
でも軽くウォーミングアップをしてから姿勢を見せてもらうと、上体がしっかり引きあがっているし、その後のバーレッスンでプリエなどをしてもお尻が引けたりせずまっすぐになっているので、正しい基本を身に付けていけば大丈夫!と思いましたね。
その後に、両手でバーを持ってのバーレッスン。
他ジャンルのダンスの基礎とのことなので、今後は身体の使い方を一緒に考えながらやっていこうと思っています。
さて、今後もプライベートレッスンの生徒さんは何人かいらっしゃるので、Ishiokaの「プライベートレッスン・リポート」はまだまだ続きます!
Ishiokaのレッスンを受けてみたい!という方は、バレゾナンス東京バレエスタジオまでお問い合わせください。
こんにちは。講師のishiokaです。
いよいよ昨日から、バレエフェスティバルのishiokaチーム「ドンキホーテ・夢の場」の練習が始まりました。
今回は初回ということで、講師の自己紹介と、みんなの自己紹介ならぬ「他己紹介」を行い、それから振付と、衣装のための採寸をしました。
「他己紹介」とは耳慣れない言葉かも知れませんが、2人組になってお互いを紹介しあうということで、これがまたかなり盛り上がるんですよ。
皆さんも、イベントなどで「みんなの自己紹介」をするシーンに遭遇したら、ぜひやってみてはいかがでしょうか?
さて、ishiokaチームは人数が少なめなのですが、その分皆さんの距離が近いという利点を生かして9月まで頑張っていきますので、どうぞよろしくお願いします!
皆さん、こんにちは!講師Ishiokaです。
今日は横浜スタジオで教えています。
↑横浜スタジオです。
↓横浜スタジオの待合室です。
最近横浜スタジオは生徒さんも増えてきて、毎回賑やかにレッスンを行っています。
私の担当しているコンフォタブルバレエのクラスは、今日は生徒さん4名でレッスンを行いました。
コンフォタブルバレエは、本当の「基礎的な動き」が中心となっています。
バーレッスンも両手でバーを持ってのエクササイズが基本となっています。
特に「プリエ」から始まる前から4つのエクササイズは、基礎を毎回確認するという意味で、私のレッスンではほぼ毎回同じ内容で行っています。
センターでは、1~2か月に1回テーマを変えて、簡単なステップを行っています。
今月は「トンべ・パドブレ」をやっています。
助走に使われることが多いステップですが、足の運びが意外と混乱しやすい動きです。
でも、覚えてしまえばシンプルな動きなんですよ。
今日は…横浜スタジオが入っている建物のエレベーターが、工事のために使えませんでした!
↑横浜スタジオのエレベーター
生徒さん達には“階段登りの準備運動”になってしまいましたねm(__)m
来月にはエレベーターも動くようになりますので、まだ横浜スタジオへ来たことない!という生徒さんも、一度足を運んでみてはいかがでしょうか?
さて、横浜スタジオに限らず、生徒さんの中にはレッスンで
「あれ?これって何だっけ?」
と思うことが、結構あると思います。
例えば、バレエの「流派による違い」について。
バレゾナンスでのレッスンでは、先生が生徒の皆さんに
「流派や先生によって、説明の仕方が違うことがありますが…」
と言った上で、ポーズやステップの説明をする場合があります。
この言葉、何気なく使っているようですが、実は本当なんです!
よく
「大人でも子供でも、バレエを始めたばかりの人は、あちこちのスタジオや先生のレッスンを受けるということはお勧めしない」
と言われます。
それはなぜかと言うと…その答えがまさしく
「流派や先生によって説明の仕方が違うことがあるから」
という、冒頭の言葉なんです。
日本はフランスやロシアと違い、自国でバレエが発展したというよりは、あちこちの国からチェケッティ派、ワガノワ派、ロイヤル派などの色々な流派を取り入れて、それが定着してきました。
そのため、同じパやポーズでも先生や教室によって名前が違っていたり、逆に同じ名前なのに全く違う動きだったりといった現象が起こっています。
…初心者は、混乱してしまいますよね^^;
そこで、今回のブログから具体的に「流派や先生によって違う」パやポーズについて、Ishiokaが全3回に分けて解説していきたいと思います。
記念すべき第1回目は「アラベスク」。
「アラベスク」は、バレエマンガのタイトルにもなるくらい、バレエのポーズの中ではポピュラーなものです。
片脚で立ち、もう一方の脚を後ろに上げ、それにアームス(腕)が付きます。
その形を横から見たときの上半身から脚へのラインが「唐草模様(アラベスク模様)」のようだから、この名前が付いたと言われています。
↑画像は「第1アラベスク」です。
どの写真を引用するべきか、誰をモデルにしていいか悩んだので、自分がモデルになってみました☆
アラベスクは、身体の方向・アームスのポジションなどで「第1アラベスク」のように、番号とともに呼び分けられています。
多くのバレエスタジオでは、「第1アラベスク」から「第4アラベスク」の4つが使われています。
「第1アラベスク」は、上の画像でIshiokaがしているアラベスクです。
左脚を軸足にして立ったら、軸足側の左腕が前になり、目線の高さまで上がっています。
「第2アラベスク」だと、この時に腕が反対になり、軸足と反対側の右腕が前に出ます。
「第3アラベスク」は、クロワゼを向いて行う第2アラベスク、「第4アラベスク」はクロワゼを向いて行う第1アラベスク。
ちなみにこの2つはワガノワ派の場合の「第3・第4アラベスク」です。
バレゾナンスを始め、最近のバレエ教室で行われているアラベスクは、このワガノワ派の番号の付け方が多い気がします。
実は、私が最初に習ったバレエの先生はチェケッティ派だったので、第3、第4アラベスクが違っていました。
チェケッティ派での「第3アラベスク」は、第1アラベスクに立ち、両手を前にアロンジェで伸ばした形なんです。
この時、正面から見て奥側の腕を、手前の腕より高く します。
↑チェケッティ派の第3アラベスク
チェケッティ派では、このアームスの形を「第3の腕」と呼ぶことがあるくらい、ポピュラーな形です。
ワガノワ派の「第3アラベスク」は、クロワゼを向いて行う「第2アラベスク」なので、随分と違いますよね?
そして「第4アラベスク」は…あまり使った記憶がないのですが、ワガノワの「第3アラベスク」と似ていました。
アラベスクは、番号の付け方だけでなく、手の高さ、上半身の保ち方などが流派や国によって異なり、その全てを合わせると23種類もあると言われます。
だからもしも他のスタジオの先生にレッスンを受ける機会があって、
「第3アラベスクが間違っている」
と言われても、焦る必要は全然ないんです。
「この先生は、流派が違うんだな」
と思えばいいのです。
こういうことは、バレエには色々と他にもあります。
次回の更新でも、それをご紹介していきたいと思います。
3月ですね。
まだまだ寒い日が続くけれど、春はもうすぐ!といったところでしょうか。
今月から新しく担当レッスンが増え、更に発表会(バレエフェスティバル)の振付も担当することになり、どんな振付にしていこうか、どんなレッスンにしていこうかと、とにかく色々と楽しみに準備を進めている、講師のIshiokaです。
これまでは横浜と秋葉原スタジオにいることが多かったのですが、これからは渋谷・品川にも毎週出没いたします。
あまりお会いしたことのなかった皆さんも、これからどうぞよろしくお願いします!
さて、今回のバレエフェスティバルでは「ドン・キホーテ」の中の「夢の場」と呼ばれる、第二幕第三場の曲に振付をすることになりました。
この場面の登場人物といえば、「ドルシネア姫」「森の女王」「キューピッド」そして「森の精達」ですね。
「森の精達」は、「ドリアード」と呼ばれるギリシャ神話の木の精霊達のこと。
美しい男性や少年が森を通ると、誘惑して、木の中へ引きずり込んでしまうという言い伝えがあります。
バレエ作品には妖精が登場するものがたくさんありますが、この「森の精」は、ドン・キホーテが憧れているドルシネア姫を「幻の中で見ている」というこの場面に、まさしくピッタリな妖精達なのです。
発表会の作品としては、皆さんで踊れるように色々なアレンジを加えていく予定ですが、こういった作品のベースになっている部分も大切にしていきたいと思います!
申込受付は3/1より開始していますので、皆さんのご参加をお待ちしております。