Author Archives: BishopMija

6月. 24.

レッスン中の顔、こわばっていませんか?

皆さん、お久しぶりの投稿になります。

今日は、レッスンのテクニカルな面ではなく、

レッスン中の顔の表情についてです。

 

レッスン中、生徒さんの顔を見ていると、「一生懸命

集中しているな」、「パを間違えないようにしっかり

考えているな」、と感じます。でも、一生懸命になる

あまり顔の表情が非常に硬くなってしまったり眉間に

しわがよって(!)いたりしませんか?

もちろん皆さんしっかり頑張っているところに、目くじら立てて

指摘するわけではないですが、レッスンが終わって顔の筋肉の

方が身体の方より疲れてしまった(!)ということが無いように、

そして、より楽しくレッスンを行ってもらうように、今日はこのテーマにしました^^

 

まず、「表情が険しくなっているな」と心当たりがある方は、目線が下がり、

顔が下を向いていないか意識してみましょう。顔と目線を高く持つことで

顔の筋肉が外に流れ、もっと柔らかい表情になると思います。

それから、パの難しさが顔に出ないように身体・頭の緊張と顔の表情を

セパレートする訓練をしてあげましょう。

バレエは他のスポーツと違い、動きをこなす

だけでなく動きをどう見せるかが大事です。特に、9月の発表会に向けて

頑張っている方、悪役などを演ずる以外は顔の柔軟さ、穏やかさがステージでは

大事になって来るので、顔の表情も時折チェックしてあげるといいかも

しれないですね^^

 

 

 

4月. 29.

バレエとカフェイン ー ダンス上達にカフェインはつながる?

皆さん、レッスンお疲れ様です。外もかなり暖かくなってきましたね!汗も出やすくなってくるので、レッスン前後は飲み物に手が伸びやすくなりますよね。

今日は、カフェインがバレエのレッスンにどう影響するかを説明します。カフェインは、取りすぎると中毒性が出てきてしまったり、水分を体の中から出してしまう傾向があるため水分補給として適用できないことなどから敬遠される方もいると思います。ただし、カフェインは正しく取ればバレエをする人にとってさまざまな効果があります。

例えば、レッスンをする際に、コーヒー一杯を飲んだとします。カフェインにはアデノシン(神経の動きを遅くさせ、体を休みモードに持っていく体内のシステム)を防ぐ力があります。そのため、いつもより鋭い集中力と忍耐力が期待できます。また、心拍数と呼吸速度も通常より少し上がるため、ピークのパフォーマンスに体を用意できます。

もう一つ、レッスンをする際に体の痛みが気になる人に朗報があります。カフェインには、体の神経が痛みを訴えるシグナルをある程度防ぐ力もあります。もちろん大きな痛みや怪我などには効きませんが、小さな程度の筋肉痛や痛みを和らげるのにはいいと思います。

なので、適量のカフェインをレッスン前に取ることでいっそう上達が見れると思います。しかし、最初にも言いましたが水分補給の手段ではないので、暑くなるとともにお水やスポーツドリンクなどもしっかりと取り入れて、水分失調にならないように気をつけましょう!

参考記事:

http://pointemagazine.com/issues/junejuly-2012/your-best-body-secret-performance-enhancer

1月. 18.

バレエ上達のためのカウンターバランス

皆さん、日々のレッスンお疲れ様です。

バレゾナンスで講師を始めて早半年、生徒さんのバレエに対する熱心さ、上達の早さに私もいつも楽しく教えさせていただいています。
新年を期に、今までのクラスよりもうひとつ上のレベルに挑戦している生徒さんも多いのではないでしょうか?

今日は、バレエのスキルアップに欠かせないカウンターバランス(counter-反対、balance-つり合う)について紹介します。バレエで使うカウンターバランスとは、上半身と下半身、または体の右半分と左半分の重心を逆の方向に傾ける・引っ張り合う事でお互いに釣り合いを保ち、バランスを保つことです。いい例が、ポンシェの動き。アラベスクから更に足を天井に向けて上げていくのですが、その反動で上半身が前に傾いていきます。この不安定な格好でバランスを保つには、アラベスクで使われている背中の筋肉、おなかの筋肉を保ちながら足が上がる分上半身も反対側に上手に釣り合いを保っていくことです。この感覚を身に着けることで、自分でもびっくりするほど安定したポンシェが取れるようになります。

入門Bから上のクラスに出てくるパ(ステップ)には、他にも沢山カウンターバランスが活用できるものがあります。バロネ・バロテなどの、足を交互にすばやく上げながら行うジャンプも、上半身を足と反対方向に倒して体のバランスを保ちながら行います。

最初はなかなかコツがつかみにくいカウンターバランスなので、講師に積極的にちゃんと釣り合いが取られているか聞いてみるのがいいと思います。体が重心を見つけていくにつれ、より動きがスムーズになり安定感が生まれ、レッスンが更に楽しいものになると思います^^

12月. 26.

「お酢で体が柔らかくなる」は俗説??

皆さん、いつもレッスンお疲れ様です!

私も昔からそうなのですが、バレエに熱心な方は、体にいいと聞くとそれが根本性のない話でも飛びつき試してみたくなりますよね。例えば多分皆さんも耳にした事はある「お酢を飲むと体が柔らかくなる」、これも信じている人もいれば効果を否定している人もいますよね。実際はどうなのでしょうか?

まず、ネットで他の方の意見を参考にしながらの私の個人的な視野になってしまいますが、ただ単にお酢をがぶ飲みしても体は柔らかくならないと思います。まず、この説の由来となっていそうなものが、料理の際肉を酢に漬けると柔らかくなる(これは事実だそうです)、ということから来ているそうです。また、サーカスの団員が疲労回復のためにお酢を飲んでいたのを見た人が、「サーカスの人たちの体が柔らかい=お酢を飲んでいるから」と解釈したところから来たそうだという話もあります。なので、一般人の俗説というところですね。

このように、劇的に体が柔らかくなる効果は期待できないと思いますが、お酢には体にいい効果が沢山あるのでバレエ上達のためにもエクササイズとストレッチと共に活用してほしいと思います。お酢には体にたまっている乳酸を取り除き、筋肉の緊張を癒す効果があるので、運動をしている人が疲労から来る筋肉のコリを取り除くにはとてもいいと思います。レッスンでストレッチを行いしっかりと体を動かし、レッスン後無理のない量(サラダのドレッシングに一杯加える、位でいいと思います)のお酢で筋肉をほぐす程度でしたら、続けやすいし筋肉をベストの状態に保てると思います。

12月. 19.

バレエダンサーの首のライン

 皆さん、いつもレッスンお疲れ様です!

今日は、優雅に綺麗にバレエを踊るには欠かせない
「長い首のライン」についてです。
皆さん、写真や動画などで見るプロのダンサーさんの
共通点の一つとして、「長く上品な首」に気がついたことが
あると思います。憧れますよね!
でも、「持って生まれた首がこう短いから仕方がない」と
諦めていませんか?バレエダンサーの気品にあふれた首元の理由は、
彼たちの首が一般の人より長いからではなく、トレーニングと
見せ方の研究で獲得されたものです。

まず、バレエレッスンの際にしがちなのが、パが難しく困難になればなるほど
肩に力が入り首が縮まってしまうことです。例えばグランジュッテの際、
手足が綺麗に伸び、高くジャンプされていても、緊張が肩まで行き
首が短くなってしまっているのを見るととても残念な気持ちになりますよね。
これを防ぐために、首、肩辺りは日ごろからしっかりとほぐしてあげるのが大切です。
そして、特に難関なパの際は、肩甲骨をやや寄せるようにして肩辺りをインゲージし、
そこから首を引き伸ばし耳と肩の間のスペースを常に保つように意識をするのが
大切です。

首などの細かいところに神経を使うだけで、踊り、ラインがぐっと綺麗になります。
初めは難しいかもしれませんが、徐々に身についてくるものなので、
是非実行してみてください^^

12月. 11.

朝一のエクササイズで不健康な食生活を無いことに??

はい、食べることが好きで好きでたまらない人には朗報かもしれません(私もまさにその一員で^^)。

ベルギーの研究所により行われた実験で、朝食の前にエクササイズを行うことで、偏った食生活から出る悪影響を防げることが分かったようです。

実験内容は、若い男性に六週間の間脂肪とカロリーの高い食生活を続けてもらうというもので、朝食前に運動をしたグループは、運動を行わなかったグループと異なり、ほぼ体重に変化はなく、インスリン抵抗性にも影響が出なかったというものでした。その上、朝に運動を取り入れることで、一日にもっと効率よく脂肪を燃焼できたそうです。

バレエ講師をしている立場なので、あくまで偏った食生活を進めているわけではありません(^^)。長く不健康な食事が続くと、どこかで悪影響が出てきてしまうと思います。ただ、短期的に忘年会や外食の機会が多い時期などどうしてもカロリーや脂肪の多い食事が続いた場合、朝の運動を取り入れてみるのはどうでしょうか?

バレゾナンスは朝活バレエを始め、午前中のクラスも平日、週末とあります。朝にエクササイズを済まておくことで、罪悪感無く飲み会が楽しめるのでは?あ、でもほどほどにはしましょうね!

11月. 27.

カーディオ・エクササイズとは?

生徒の皆様、日々のレッスンお疲れ様です。

さて、今日は「カーディオ・エクササイズ」の需要さについてお話いたします。
カーディオ(Cardio)とは、心臓という意味です。カーディオ・エクササイズは
心拍数と呼吸を上げた状態を保って行われます。心臓、肺の活動をフルに
使う運動を行うことで、体の中の生命器官が鍛えられます。カーディオではシンプルながら体をしっかりと使うステップを数パターン行うので、全身がノンストップで使われダイエットに最適です。その他にも、血圧を平常に戻したり、体内のいいコレステロールを上げ(HDH)、反対に悪いコレステロールを下げたり(LDL)、引き締まった筋肉を生み出したりと、カーディオはいい所揃いです。

バレエももちろんとても効果的なエクササイズですが、インナーマッスルをじっくりと鍛えていくのが目的なので、本当に心拍数が上がるのはクラスの終わりの10,20分程度です。なので、たまにカーディオ(ランニング、エアロビ、バイキングなど)も入れてあげると、更に健康的で、いい体作りが出来ると思います。

実は、わたくしバレゾナンスの年末年始特別レッスンを担当するのですが、1月3日にBallet Cardio Exercise というものを入れます。もちろんカーディオをぶっ続けで90分やるのはとてもきついので、その中にストレッチ、体感トレーニングも入れて行います。ちょっと気になっているあなた、是非受けに来てください^^
ちなみに、正月太り解消できますよ!

11月. 21.

スポーツ選手とバレエ

皆さん、日々のレッスンお疲れ様です。

今日は、バレエをクロストレーニングとして活用する
スポーツ選手、そしてその理由を挙げていきます。

まず、水泳選手を取ってみましょう。こちらの記事では、
シンクロ・スイム・オンタリオのメンバーが小柄なバレエダンサーから
バレエのバーレッスンを受けている様子が書かれています。
バレエ講師は選手たちのスピード、柔軟性、そして明確性を高める
足のドリルを次々とこなして生きます。バーのあとはメンバーをフロアの
センターに呼び出し、片足で立ってバランスを保つように指示を出します。

「バレエのテクニックは、選手たちの体軸を鍛え、手足の動きの幅をさらに
広げることで彼らの水泳をさらにいい物にします。」ニコールズ、元オペラ・アテリエ
ダンサーは説明します。

水泳だけでなく、さまざまな分野で活躍するスポーツ選手がバレエを取り入れています。
バレエはほぼどんなスポーツにも必要な柔軟性、忍耐力、スピード、バランス、そして集中力
を高めてくれます。私のクラスにいらしている生徒さんの中にも、テニス、バドミントン、
柔道、ランニングなどのクロストレーニングとしてもバレエをしている方がいます。

お知り合いでスポーツをしていらっしゃる方がいて、スキルアップを望んでいる方がいたら
バレエレッスンをぜひお勧めしてほしいです^^

11月. 13.

E-Traces: ダンサーの動きを捉え、絵に変えるポアントシューズ

ここ最近、私たちの周囲で実に様々な新しいデバイスが誕生し、私たちの生活をより便利に、あるいは楽しいものにしていますよね。この日常物の発展が、なんとバレエ界にも影響を与えるかもしれないのです!

デザイナー、レシア・ツルバット・ゴンザレズさんによって作られたE-Tracesは、ポアントシューズにLilypad Arduinoという機能を埋め込み、ダンサーの足の動きを察知したものをデバイスに送り、絵を生み出すというものです。

動画はこちら

開発中ということで、動画を見たところ技術はまだそこまで高そうには見えませんが、発想はかなり面白いと思いました。例えば、より鮮明にラインが生み出されることによって、自分の足の動きの癖が分かったり、足の動きの早さ、強さによって色や太さが変わったら、より個性的な自分の動きというものが画として見られるようになりそうですね。これからどのようなものが出来上がっていくのか、興味心身です!

参考URL: http://makezine.com/2014/11/06/e-traces-ballet-slippers-that-make-drawings-from-the-dancers-movements/

11月. 07.

ターンアウトは犠牲にするべきか?

バレエクラスを受けた事のある方なら、必ず一度は先生から
「ターンアウトを忘れないで!」、または「アン・デオールを
ちゃんと保って!」などと注意を受けたことがあるんではないでしょうか?
バレエの魅力の一つは、ターンアウトされた足で行うことで、
得られるラインの美しさです。でも皆さん、困難なパになればなるほど、

自分の中の100%のターンアウトが失われていくと感じたことがありませんか?

アン・デオールはきれいなバレエにふさわしいラインに欠かせない、でも

ターンアウトを意識することに気をとられるよりはもっと高く飛びたい、もっと多く

回りたいなどとふと思うこともあるかもしれません。

ここは正に、「急がば回れ」です。ちゃんと足の根元からのターンアウトを意識して

パを行うほうが、最初のうちはうまくいかないかもしれませんが最終的には正しい

筋肉が発達してパが行いやすくなります。例えばピルエットを例にしてみると、

しっかりと両足を外に開くことで、ねじれのない安定したバランスが生まれ、より

質のいいターンができるようになります。グランジュッテなどのジャンプも、アンデオール

することでインゲージされる内側の筋肉がきちんと使われれば、それだけより高くきれいに

飛べます。

まずは焦らず、正しい筋肉で体にパを覚えさせ、スキルアップにつなげましょう!