3月. 24.

「流派や先生によって違うことがあります」…【その1】アラベスク

皆さん、こんにちは!講師Ishiokaです。
今日は横浜スタジオで教えています。

↑横浜スタジオです。

 

↓横浜スタジオの待合室です。

 

最近横浜スタジオは生徒さんも増えてきて、毎回賑やかにレッスンを行っています。

私の担当しているコンフォタブルバレエのクラスは、今日は生徒さん4名でレッスンを行いました。

 

コンフォタブルバレエは、本当の「基礎的な動き」が中心となっています。

バーレッスンも両手でバーを持ってのエクササイズが基本となっています。

特に「プリエ」から始まる前から4つのエクササイズは、基礎を毎回確認するという意味で、私のレッスンではほぼ毎回同じ内容で行っています。

 

センターでは、1~2か月に1回テーマを変えて、簡単なステップを行っています。

今月は「トンべ・パドブレ」をやっています。

助走に使われることが多いステップですが、足の運びが意外と混乱しやすい動きです。

でも、覚えてしまえばシンプルな動きなんですよ。

 

今日は…横浜スタジオが入っている建物のエレベーターが、工事のために使えませんでした!

↑横浜スタジオのエレベーター
生徒さん達には“階段登りの準備運動”になってしまいましたねm(__)m

来月にはエレベーターも動くようになりますので、まだ横浜スタジオへ来たことない!という生徒さんも、一度足を運んでみてはいかがでしょうか?

 

 

 

さて、横浜スタジオに限らず、生徒さんの中にはレッスンで
「あれ?これって何だっけ?」
と思うことが、結構あると思います。

例えば、バレエの「流派による違い」について。

バレゾナンスでのレッスンでは、先生が生徒の皆さんに

「流派や先生によって、説明の仕方が違うことがありますが…」

と言った上で、ポーズやステップの説明をする場合があります。

 

この言葉、何気なく使っているようですが、実は本当なんです!

 

よく

「大人でも子供でも、バレエを始めたばかりの人は、あちこちのスタジオや先生のレッスンを受けるということはお勧めしない」

と言われます。

 

それはなぜかと言うと…その答えがまさしく

「流派や先生によって説明の仕方が違うことがあるから」

という、冒頭の言葉なんです。

 

日本はフランスやロシアと違い、自国でバレエが発展したというよりは、あちこちの国からチェケッティ派、ワガノワ派、ロイヤル派などの色々な流派を取り入れて、それが定着してきました。

そのため、同じパやポーズでも先生や教室によって名前が違っていたり、逆に同じ名前なのに全く違う動きだったりといった現象が起こっています。

…初心者は、混乱してしまいますよね^^;

 

そこで、今回のブログから具体的に「流派や先生によって違う」パやポーズについて、Ishiokaが全3回に分けて解説していきたいと思います。

 

記念すべき第1回目は「アラベスク」。

 

「アラベスク」は、バレエマンガのタイトルにもなるくらい、バレエのポーズの中ではポピュラーなものです。

片脚で立ち、もう一方の脚を後ろに上げ、それにアームス(腕)が付きます。

その形を横から見たときの上半身から脚へのラインが「唐草模様(アラベスク模様)」のようだから、この名前が付いたと言われています。

↑画像は「第1アラベスク」です。

どの写真を引用するべきか、誰をモデルにしていいか悩んだので、自分がモデルになってみました☆

 

アラベスクは、身体の方向・アームスのポジションなどで「第1アラベスク」のように、番号とともに呼び分けられています。

多くのバレエスタジオでは、「第1アラベスク」から「第4アラベスク」の4つが使われています。

 

「第1アラベスク」は、上の画像でIshiokaがしているアラベスクです。

左脚を軸足にして立ったら、軸足側の左腕が前になり、目線の高さまで上がっています。

 

「第2アラベスク」だと、この時に腕が反対になり、軸足と反対側の右腕が前に出ます。

 

「第3アラベスク」は、クロワゼを向いて行う第2アラベスク、「第4アラベスク」はクロワゼを向いて行う第1アラベスク。

ちなみにこの2つはワガノワ派の場合の「第3・第4アラベスク」です。

バレゾナンスを始め、最近のバレエ教室で行われているアラベスクは、このワガノワ派の番号の付け方が多い気がします。

 

 

実は、私が最初に習ったバレエの先生はチェケッティ派だったので、第3、第4アラベスクが違っていました。

チェケッティ派での「第3アラベスク」は、第1アラベスクに立ち、両手を前にアロンジェで伸ばした形なんです。
この時、正面から見て奥側の腕を、手前の腕より高く します。

↑チェケッティ派の第3アラベスク

 

チェケッティ派では、このアームスの形を「第3の腕」と呼ぶことがあるくらい、ポピュラーな形です。

 

 

ワガノワ派の「第3アラベスク」は、クロワゼを向いて行う「第2アラベスク」なので、随分と違いますよね?

 

そして「第4アラベスク」は…あまり使った記憶がないのですが、ワガノワの「第3アラベスク」と似ていました。

 

 

アラベスクは、番号の付け方だけでなく、手の高さ、上半身の保ち方などが流派や国によって異なり、その全てを合わせると23種類もあると言われます。

 

だからもしも他のスタジオの先生にレッスンを受ける機会があって、

「第3アラベスクが間違っている」

と言われても、焦る必要は全然ないんです。

 

「この先生は、流派が違うんだな」

と思えばいいのです。

 

 

こういうことは、バレエには色々と他にもあります。

次回の更新でも、それをご紹介していきたいと思います。

 

 

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By ballesonance | Posted in バレエ上達ヒント | Both comments and trackbacks are currently closed.