Author Archives: BishopMija

10月. 30.

体にいい4つの油

皆さんこんにちは!

日々のレッスン、お疲れ様です。

今日は、ダイエット中の方、体調管理に気を使っている方に敬遠されがちな油について話します。ギトギトの揚げ物などは、確かに体重管理をしている際は気をつけたほうがいいですが、適度に油をとることはとても大事です。
いい油と悪い油があるということは皆さんもご存知だと思いますが、体に効果的な油を取り入れることで、目や脳の活性化やムードの上伸、そして体重の減少にもつながります。
Institute of Food Technologists (IFT)の記事に載っていた、適度に取り入れると体にいい4つの油を紹介します。

・亜麻仁(フラックスシード)油:
オメガ3脂肪酸が豊富で、心臓を健康に保ち、脳の活性化につながります。炎症にも効きます。

・ヘンプ油:
ビタミンEが豊富です。オメガ6と、オメガ3脂肪酸も多く含んでいます。

・魚油:
血流や神経の動きを正常に保ち、認知傷害を防いでくれます。関節の痛みを和らげることもあります。

・ココナッツ油:
活気を出してくれ、肌の健康、歯の健康にもいいです。

少し癖があるので苦手な人もいるかもしれませんが、料理の工夫次第で気にならないかと思います。最近は日本でバター不足、バターの値上げが更に深刻になってきていますね。そこで今までバターを使っていた料理に、少しずつ良性的な油を差し替えていくのもいいかも知れませんね!

参考URL:

http://www.pointemagazine.com/blogs/four-oils-add-your-kitchen

10月. 15.

パを行う際のカウントのとり方

皆様いつもレッスンお疲れ様です。

さて、私が10月のレッスンの課題としているひとつで、
音の裏取り(アクセント・イン)と表取り(アクセント・アウト)を交互に行うというものがあります。

バレエの生徒さんは先生のカウントの取り方でパを行いますよね。
「1・アンド・2・アンド・3・アンド・4」または「1・と・2・と・3・と4」などよく耳にしていると思いますが、
「1,2,3,4」の部分でステップが始動され、「アンド」の
ところで帰る場合、「表取り」となり、反対が「裏取り」と
なります。単純なタンジュ(プチ親父ギャグ^^)を例にして
言うと、「1」でタンジュを出し、「アンド」で引っ込めた
場合が表取り、「アンド」で出し、「1」でしまう場合が
裏取りです。

レッスンにある程度出られている生徒さん方でしたら、
二種類の音の区別にももう慣れていると思うのですが、
実はひとつのパの中でこの二つを交えながらやるとなると
とたんに複雑になります。これは自然なことで、耳、脳、
体全部がこのイレギュラーな音のとり方になれないといけません。

今月に入って入門Bとオープンのクラスでセンターのタンジュ、
ジュテをこのようにして行っているのですが、一週間目は
ほぼ皆さん悪戦苦闘していました。でも、2週間目では確実に
全員がコツをつかんでいました!

最初はなかなか音に乗れずいらいらすると思いますが、
出来る様になると反対に淡々と変化のない踊り方よりこちらの
方が楽しく感じてきます。アクセントを変えながら踊ることで
メリハリも出て、パの見栄えもよくなります。

今月中は「1・アンド・2・アンド・3・アンド・4」と声を
張り上げながらやっているので、是非バレエの魅力のひとつ、
音楽性を磨いていきましょう!!

10月. 01.

フェスDVDを活用してのバレエ上達のコツ

フェス出演者の皆様、お疲れ様でした!

私は客席3列目に座って、プロジェクターの操作をしていたので、

全作品ばっちりと見ることができました。

皆さん本番ではとてもいい表情で、役に入って踊っていましたね!

初回のリハーサル映像から見るからに皆様がスキルアップしていて感動しました。

ここ数ヶ月の先生方の熱心な指導、生徒さんの努力が伝わってきて良かったです。

さて、ここでバレエ上達したい人には発表会の後に必ずやってほしいことがあります。

それは、自身の踊りをDVDで観て、分析することです。ご自分に厳しい人ほど、正常な

精神を保ちつつ観るのが難しいかもしれませんが、客観的に自分の姿を見ることで、普段

見れない角度、視点からの分析ができます。

今まで先生に注意されても実感がわかなかった癖や、隣の方と同じステップのはずなのに

なぜか少し違って見える、などといった発見があるかもしれません。

誰でも癖、苦手なステップはあります。想像していた自分とDVDに映った自分が違っていても、

皆さん、よかった所、素敵だったところたくさんありましたので、そのようなところも忘れずちゃんと

評価してあげるのはとても大事です。直したい点、上達したい点は次の発表会のゴールにすればいいのですから。

具体的に上達したい点を書き出すととても効果的です

(足先が伸びていないのを発見したら「毎回意識して足先まできれいに伸ばす」、など)。

また来年も、皆様の素晴らしい成果を見れることを願っています!

本当にお疲れ様でした!

 

 

9月. 24.

きれいなアラベスクのコツ

皆さん、プロのバレリーナのアラベスク写真に、思わず見とれて
しまったことはありませんか?アラベスクはバレエでよく行われる
ステップの呼び名で、片足を後ろに上げて立った状態のことをいいます。
軸足はまっすぐだったり、プリエに曲げられていたり、ルルベ、またはポアントで
立っていたりと様々ですが、上がっている足は常に長くストレッチされています。

正しく行うととても体のラインがきれいに見えるステップですが、実は
完成させるのにとても難しいステップです。今日は、きれいなアラベスクに
近づけるコツを紹介したいと思います。

①後ろ足でまっすぐな長いラインを作る
・後ろ足のひざが曲がりやすいのですが、これではアラベスク特有の
長く伸びたラインが台無しになってしまいます。ひざの裏の筋肉が
緩むことなく引き締まっているか確認してください。軸足のひざも、
プリエのとき意外はしっかりとまっすぐ伸ばすように意識してください。
・せっかくきれいに足を伸ばしても、足先が伸びていなかったり釜足に
なってしまうと長いラインが打ち切られてしまいます。足の延長に沿って
足の先まで神経を利かせます。

②腹筋・背筋を使って上半身を引き上げる
・足がどんなに高く上がっていても、上半身が前に下がってしまっていると
見栄えがしません。おなかからしっかりと引き上げ、上半身をを上げます。
背筋もしっかりとインゲージして、背中がアーチされている状態を保ちます。

③両肩・両骨盤をなるべく平行に保つ
・上がっている足の骨盤を、足と一緒に上げがちですが、これでは骨盤・
肩とともにねじれが発生しがちです。最初はとても難しいですが、
両肩、両骨盤を結ぶ4点の長方形をゆがめることなくできるだけ保ったまま
足を上げていきます。鏡を正面で見て行うと、体の状態がよく見え
調整しやすいです。

この他にも色々と注意点がありますが、今日はあえてベーシックなものを
紹介いたしました。バーでゆっくりと行うと、筋肉の正しい使い方が体に
インプットされ、自然に素敵なフォームが取れるようになります。憧れの
あのバレリーナ(バレエダンサー)のアラベスクに近づけるように、頑張りましょう!

9月. 19.

バレエ公演の際の食事の取り方について

9月28日のバレエフェスティバルが近づくに
つれ、さらに出演者の皆様の熱心度が伝わる
ここ最近です。今年初めてステージで踊るという方も
いるそうで、不安な声や質問点を耳にしたりもします。
今日は、その質問点の一つ、「舞台当日の効果的な
食事のとり方」を、自身の経験談を下に紹介したいと思います。
まず、「舞台当日」と名づけましたが、前日の夜にしっかりと
食事を取ることが大切です。本番を控えた夜は
緊張、またはダイエットのラストスパート(!)という気持ちから
夕飯を控えてしまう方がいるかもしれませんが、ここは長い
一日に備え栄養を蓄えることが大切です。私自身、好きだった
前日の晩御飯は細かい野菜などが入ったミートソーススパゲッティ
など、エネルギーも付きバランスもいい献立です。水分補給も
前日からしっかりとしましょう。
当日の朝も、急いでいるかもしれませんができれば暖かいものを
おなかに入れるようにしましょう。なぜなら、一度楽屋入りしてしまうと
暖かいものを食べる機会がないかもしれないからです。事前に
作り置きしていた野菜スープ、ホットオムレツ、温かい飲み物などは
体を活性させてくれ、緊張感も安らぐのでお勧めです。
さて、舞台入りした後の食事ですが、実はこちらがかなり限られてきます。
途中で買出しにいけないので、事前に食事を用意していかないといけません。
その上、散らかってしまうもの、こぼれる恐れがあるものは避けなければいけ
ないので、無難なもの、かつちゃんとバランスの取れたものを選ぶ必要が
あります。お勧めは、軽く一口で食べれる様なものを数種類もっていくことです。
例えば、ジップロックに小分けにしたドライフルーツ、ナッツ、チョコ(べたつかない
タイプ)、サンドウィッチ、バナナ、魚肉ソーセージ、一口チーズなどを入れ、
一度にたくさん食べるよりはおなかがすいた際少量をこまめに取るようにします。
食べた後は水分も取るようにしてください。お水、お茶、適度な糖分が入った
スポーツ飲料などがお勧めです。
それによって食べすぎも防げ、エネルギーも保ったまま長い一日から本番に
挑めます。
皆さん、日ごろの成果を見せる絶好の機会のパフォーマンス、がんばってくださいね!!

9月. 19.

プロのバレエダンサーの脳は目が回りにくく出来ている?

皆さんは、プロのダンサーのピルエット、ターンを見て、あれほど連続で回っているのになぜ目が回らないのかと不思議に感じたことがありますか?実は、最近のイギリスでのリサーチでバレエを長年やっている人と、一般の人との脳の構造の違いが明らかになり、ダンサーはトレーニングの結果、体が脳に送る目が回っているというサインを抑えることができるということが判明したのです。
まず、回転後目が回るというメカニズムを説明します。 眼球压迫反射が、大きく関係しています。この器官には液体がたまっているのですが、頭が回る際この液体も動き、器官はそれを基に体が回っているということを察知します。回転終了後も液体の動きはしばらく続くため、それによって脳は体がまだ回っていると認識してしまうので、しばらくふらふら感じるのはこれが原因です。
バレエダンサーは「スポッティング」という、ターンの際に一つの位置、または配置物に焦点を合わせ出来るだけそこを見るようにして回るというテクニックを昔から使い目が回るのを防いでいますが、リサーチでダンサーがうまく回れる理由はそれだけではないと言うことが分かりました。
実験対象に、29人の女性バレエダンサーと、20人の女性ボート漕ぎ選手(年齢とフィットネス・レベルがほぼ同じ)がボランティアとして選ばれました。2組の女性は、暗い部屋の中で回転いすで回されました。
回転後、対象者はもう回っていないと感じた時にハンドルを引くように指示されました。そして、MRIスキャンで脳が 眼球压迫反射によって受けたシグナルを測りました。
ボート漕ぎ選手より、バレエダンサーの方がハンドルを引いた時間も、 眼球压迫反射による脳への影響の時間も短かったことが分かりました。
長年体を使うトレーニングをすることで、このように脳にも反映されてくるということです。回転が終わったといことを脳がより早く認知するということは、脳が冴えるということですよね。皆さんも、バレエトレーニングで体だけでなく、脳の活性化を試みてはいかがでしょうか?